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My Little Singapore
with Kastane

Kastaneが恋する人たち / 松尾愛理紗さん (前編)

好奇心と憧れ。かげがえのない人たちとの出会いが、いつだってわたしたちの感性を刺激する。だから、また、誰かをすきになる。Kastaneが恋する、イノセントで魅力的なひとたち。第5回はMEKEARISA founder / 編集ライターの松尾愛理紗さん (前編)。

2020.11.23AOI YOSHIDA(Kastane Press)

CONTRIBUTED BY

ARISA MATSUO

ARISA MATSUO

MEKEARISA Founder / Editing Writer

 

Q:今日セレクトしたKastaneのアイテムとスタイリングのポイントを教えてください。

お店で最初に目に飛び込んできたのが、このアウター。一目ぼれです! どういうわけかネイティブアメリカンや民族調のアイテムにそそられるんですよね。対象的なアイテムを組み合わせるのが好きなので、メンズライクなアウターに女性らしいタイトロングスカートを合わせたらバランスが良くてかわいいなって。

 

 

チェックのブラウスはKastaneのインスタグラムで見たときからすごく気になっていたんです。袖もボリューミーで襟もかわいい。合わせたパープルのニットバッグはインドネシアの女性の方たちに手編みしていただいているアイテムです。このアウターならバッグはカゴよりもニットバッグかなと思います。ウールのような質感のアウターなので、ほっこりした雰囲気のバッグなら全体に温かみが出ますよね。

天然素材を使ったポーチは夏に販売されたMEKEARISAのアイテムなのですが、コッパーみたいな明るめの茶色がバッグからチラ見えしていたら気分が上がるかなと思い、あえて季節感をスルーしてピックアップしました。

 

Q:色合わせが松尾さんらしくて素敵ですね。

このコーデは、グリーンをベースにチェックのブラウスやパープルのバッグなど、いろんな色を使っていますよね。でも、不思議とそこまでうるさくない。アウターもブラウスもどちらかといえばくすんだトーンだから、同系色のボトムで引き締めるとうまくまとまる気がしました。スタイリングに柄や色を入れるのがわたしらしさなんだと、コーディネートを組んでから気づきました(笑)。

 

 

Q:Kastaneの洋服を着る女性のイメージは?

よくHEPのKastaneへ服を買いに行っていた学生の頃が本当に懐かしいですね。Kastaneの紙袋を持っていることがステータスだったんです。当時は今よりもセレクトが多く、ストリートでカジュアルなイメージでしたけど、今は組み合わせしだいでいろいろなテイストが作れますよね。

「Kastane、私も着てた!」という同世代の方の中には若い人向けのブランドという印象を持っている方もいらっしゃるかもしれません。でも、大人になって自分の「好き」がはっきりしてきた今、改めてお店に足を運んでみたら現在の自分にフィットする服がたくさん見つかりました。「あ、大人になってもKastaneの洋服でファッションが楽しめるんだ」って、なんだか嬉しかったですね。今はKastaneのインスグラムを見たり、スタッフの方の着こなしがストーリーズで流れてくるたびにときめいてます。スタッフのみなさんのキャラクターも幅広いし、いろんな世代の人が自分らしいファッションを楽しめるブランドですよね。

 

(後編へ続く) 

profile

松尾愛理紗(まつお ありさ)
日本で雑誌編集ライターを経て30歳でシンガポールへ移住。現地での生活の中で出会ったモノをセレクトしたMEKEARISAを2018年に立ち上げスタート。
現在は日本へ帰国し活動中。