PLAY

Traditional Items.

トラディショナルなアイテムで、スタイリングを遊ぶ。

民族衣装や古着。Kastaneの企画のイメージソースの背景には、愛されるべき理由が必ず存在する。

2020.09.18Asami Narita (Kastane Product planner / Buyer)

Kastaneの企画のイメージソースとなっているものの多くに、民族衣装や古着の存在がある。そこからインスパイアされて生まれたものが、たくさんの人に長く愛されることが多いのは、その服たちが持つ「歴史」が味わいとなり、一層愛着が湧くからなのだと思う。

 

このシーズンの企画イメージソースに使用したのは、インドの最西端に位置する、グジャラート州、カッチ地方という、砂漠が広がる地域の民族衣装。

現地のカフタンワンピースやシャツの一部を切り取ったものです。

個性的な刺繍やビーズがカラフルにあしらわれていて、一点一点表情が違います。

まるで宝探しのような気分で、自分自身がときめくものを夢中でpickupしました。

帽子やスカーフの様に、新たなファッションアクセサリーとして使用できるように、裏地と留め紐を付け、着脱可能なつけ襟に変化させています。

 

シーズンカタログ内では、チェックのシャツの首元につけてスタイリングしてみました。

 

この付け襟のような「オンリーワン」のアイテムを取り入れることで、スタイリングを劇的に「自分流」に変化させることができます。

個人的には、真っ黒なワンピースの首元にプラスして使いたいな、と妄想中。

 

さらにもう1点、お気に入りのUSEDのスカートの柄をベースに製作した、愛すべき1着を少しだけ紹介します。

Mecha batik skirt

大ぶりのリーフ柄が目を引く存在感のあるスカート。

 

ORANGE

腰回りが程よくシェイプされたシルエットが綺麗です。

 

GREEN

どちらの柄もレザーとの相性が抜群にGOOD。

また、光に当てるときらきらと輝く、「箔」のプリントもこだわりのひとつです。

伝わりますか?

 

「箔」を転写して細かな模様を作っています。

 

ちなみに、「Mecha batik skirt」というネーミングは、サンプリングさせていただいた古着のスカートを購入した、私が大好きなvintage shopにご了承いただき、名前をお借りしました(笑)。(昔から本当にお世話になっている、面白くて素敵な高円寺のお店です。ぜひ足を運んでみて下さい。)

 

今回は、スタイリングで他の人と少しだけ違いを演出できる、2つのスペシャルなアイテムを紹介させていただきました。

ファッションが大好きなお客さまに、かっこよく着こなしていただけることを楽しみにしています!

 

BUYER 成田麻美